COLUMN
エイジングは連鎖し悪化する
酸化×糖化×炎症
肌だけでなく体全体において、酸化・糖化・炎症によるダメージは常に進行しています。若年層では、抗酸化力・糖化分解力・炎症抑制機能が高いため、自覚される悩みとしては現れにくい傾向にあります。しかし、加齢によりそれらの防御機能が低下すると、肌や体に明確な変化として現れはじめます。
これら3つのダメージ要因は単独でも影響を及ぼしますが、互いに悪循環を生み出す「連鎖反応」を起こし、エイジングの加速につながります。肌ではシワ・たるみ・シミ・くすみとして、体内では動脈硬化や骨粗しょう症などの疾患として現れることがあります。この酸化・糖化・炎症の悪循環こそが"連鎖エイジング"です。
連鎖エイジングの肌への影響
- ①くすみの深刻化
- 透明感が失われ、メイクでも隠せない土台の濁りが現れる
- ②シミ・肝斑・色素沈着の複合化
- いくつかのシミが混ざり複雑化
- ③肌のごわつき・ハリの欠さ
- 肌表面が硬く、押しても戻らない老化肌へ
- ④毛穴の開きと垂の変化
- 涙型に垂れた毛穴や変形がみられるようになる
- ⑤慢性的な赤み・ヒリつき・敏感化
- 赤みが引かない外的刺激に過剰反応する肌になる
- ⑥深く刻まれるシワ・たるみ
- ダメージの修復が不能になり、シワの定着、輪郭の崩れが進行
- ⑦ターンオーバーの遅延と角質肥厚
- 古い角質が厚まり、肌がざらつきやすく
エイジングにともなう肌悩みの大半は
連鎖エイジングによって引き起こされる